"Rubyによるデザインパターン"を買ってみた.

C++Javaデザインパターン本はたくさんあるけれど,Rubyデザインパターン本を見たのは初めてだ.
と,大学生協でほぼ無意識に,レジの前に立っていることがありましたとさ.


Rubyによるデザインパターン

Rubyによるデザインパターン


さて,内容は当然の如くGoFに触れつつ始まり,Rubyの説明を経た後に,デザインパターンRubyで説明するという流れ.
素敵なことに1部の2章はRubyの書式構文として割かれている.
#これだけでRubyを学習できるね!
#いや,無理か,むしろデザインパターンを読み込む際のリファレンスに使う程度かな.


掲載されるデザインパターンは以下

  • Template Method
  • Strategy
  • Observer
  • Composite
  • Iterator
  • Command
  • Adapter
  • Proxy
  • Decorator
  • Singleton
  • Factory
  • Builder
  • Interpreter


これに加えて,Rubyのためのパターンも掲載されている.素晴らしい.


章始めには,その章についての概要を説明するのだが,ここでのパターンに準じた日常的な例が面白い.
著者のエピソードに沿ったものや,ジョークが織り込まれていて,"ただひたすら技術を詰め込むストレス"のようなものが感じられない.
#ジョークもスタートレックとかスターウォーズとか,この手の洋書の日本人に分かりにくいジョークじゃないしね!


訳も何を言っているのか分からず原書を参照したくなって(またAmazonでポチるのか,くそのこやろー,原書を買えばよかったのか,どうなんだ,あーもう!!!!と)悲しくなることもないのでよいよい.


とりあえずRubyを触ったことがある人なら,ちょっと見てみるといいと思うよ!